2025年2月 手記① (歌詞解釈 “Wake Me Up” – Avicii Pt.1)

2025/2/13

( “Wake Me Up” 歌詞解釈の経緯についてはこちら

「苦しすぎるから、すべてを乗り越え、癒され、今より成長するときまで、眠っていたい……全部済んだら目覚めたい」

これは痛いほどわかる。

だけど、そんなわけにはいかない……

癒しと成長は、私が目を背けずに毒を吐き、棘を抜く痛みを正面から味わわない限り、夢物語であって、眠ってやり過ごしている間に済まされてくれやしないし、全身麻酔を打ってもらって誰かが手術してくれるようなものじゃない……!

私は目を覚ましたまま、ひとつひとつの痛みを味わわなければいけない。

痛むことからは、結局、逃げられないの.…..

未来の自分はきっと乗り越えているから

見晴らしのいい丘にたどり着いているから

生きるのをやめないで

あの だいだい色を帯びた大きな満月が 月明かりが

その道を行けばあなたは大丈夫 怖くても進みなさいって

あなたに命じてる

Avicii – Wake Me Up (Official Lyric Video)

【私の歌詞解釈】

この暗闇の先だけが、私の生きる道なんだ

自分の声をいいかげん信じることにするよ

「この道で合ってる、この道しかない」ってことは、直感でわかるし、体が「そうだ」って反応してる

そして怖がってもいるけど、乗り越えた先には生き生きと人生を送れる道が開けてるって気がするから、ワクワクもしてる

いつ終わるか見当もつかない、苦しい道のり

どこでもつれ始めたのかはわかってる

答えのない問いを探そうとしていたら、「お前のような若造にわかるはずがない」と言われたこともあったな

無謀な夢を描いているとか、幻想にとらわれている、ともね

まあ、そうなのかもしれない

ちゃんと向き合わないと人生はそのまま過ぎていってしまう

こんがらがった不明瞭な自分のまま

私はそれでもいいや

だって、向き合うのは苦しすぎるから

私に刺さった棘を全部抜ききって、私が回復し成長できたその時まで、眠っていたいくらいだよ

麻酔をかけられて誰かが手術してくれるみたいに、寝てる間に全部済んでくれたらいいのに

これまで自分に向き合ってきたつもりだったけど、本当はとんでもなく迷子になって途方に暮れていた

なんでも自分ひとりで抱えようとして

世の中にごまんとある問題の山にまで立ち向かおうとして

やろうとしてみたけど、虚しくなるくらい全然ダメだったよ

私ひとりの力ではどうしようもない

世界のいろんな場所、死ぬまでに行きたいって、それがまるで叶うかのように漠然と構えてるけど、考えてみればその可能性ってだいぶ怪しいよね、実のところ

幻滅しちゃうよ

死ぬまでの時間は限られてる

死ぬことを考えずに生きていたいよ

でも そんなわけにはいかない日々もいつか来るんだろうし

ああ ある日突然、続きが終わってしまうことだってありうる

私にだって 人生を楽しむ資格はあるよね?

生きていく中で与え与えられる愛は、かけがえのない宝物

愛が私の人生を勝ち取って、その癒しの手が私の傷跡をまるごと包んでくれる そんなことが起こるのだろうか 私が気づいていないだけかな

自分の気持ちや傷に向き合ってきたつもりだった、ずっと

だけど、思い出すと苦しい記憶は、忘れて片付けられるものだって勘違いしていた

忘れようとずっともがいてきて、それで前に進んでるつもりだったけど、完全にメチャクチャのままだったよ(didn’t know I was LOST

そして、私が何を失っていたかって、自分自身をだったんだよ……それを知ったんだ(didn’t know I was lost)

ああ 痛みながら、悲しみながら、ひとつひとつ片付けていかなくちゃならない

寝てる間に全部済んでくれたらいいのに

ひとつ残らず、味わい尽くすしかないんだね

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