25/1/31
インナーチャイルドのリラは……『ジゼル』 1幕終盤の姿のようで……
まとめられていたはずの髪は乱れ、そこらじゅうが破れほつれた、青が基調のペザントの衣装を着て……
取り乱している……
あちこちを彷徨いながら動かす痩せた手足が痛ましい……
身に起こった理不尽を許せず
思い切り顔を歪ませて泣き叫んでいる……
十分足らずで幕を閉じるはずの狂乱が
インナーチャイルドのリラにとっては永遠に続いている……
私には、私への怒りをぶつけるよりも
怒りを共有する相手として私を迎えてくれ
泣き崩れるときは
耐えられないと言わんばかりに私を抱きしめてくれる
“Do I deserve this?” と問いかけられる
これはとてもパワフルな問いだ
「私が無意味で有害な存在だから追及される」
そんな思い込みから解放される方向を向いている
“No, you don’t” と答えると
“Then why have I been treated like this?” と……
そのとおりである……完全なる理不尽……
そして、自己非難なしに
身の上に起こったことを純粋に嘆き悲しむことができる……
25/2/12
(ジゼル1幕 “Finale” 1’42”)
おまえたちの笑い者、なぶり者、踏み台、捨て駒になるために
私は生まれてきたんでないわ!!
ああ……でもこの瞬間から、私の体に刻まれる全ての時が
おまえたちのおがげで苦しむことに費やされるのだ……
何たる矛盾、何たる暴力!
見事だ!!
自分がしてよこした事実の存在ごと踏みにじって、なかったことにして
平然とした面をぶら下げるつもりなら
二度と私の前に現れるな!
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